保険の枠を超え、ウェルビーイングをテーマに多様なサービスを展開する株式会社All Rightのおふたり。All Rightが運営する「ピアコネ」は、自分らしい価値観を大切に生きる人たちに寄り添うプラットフォーム。今回は、All Rightの原点と想い、そしてプレコンセプションケア(以下:プレコン)との出会いについて語り合いました。
保険を飛び出した先にあった、“自由な挑戦”
森:では本日はよろしくお願いいたします
Nさん・Oさん:よろしくお願いいたします!
森:まずはキャリアのお話から伺いたいのですが、お二人とも保険会社からスタートされたんですよね?
Oさん:
そうなんです。大手保険会社で20年近く仕事をしてきました。でも40歳を超えたときにふと「このままでいいのかな」と思って。もっと自由に、自分の発想でサービスを作ってみたい、そんな気持ちが強くなったんです。
Nさん:
私も似ていて、保険の仕組みに価値を感じつつも、もう少し“予防”や“日常”に近いところで人の健康に関わりたいと考えるようになって。All Rightは新しい挑戦を歓迎してくれる空気がありましたね(笑)。
森:社内ではどう見られていたんですか?
Nさん:
「何をしてる会社?」ってよく聞かれました(笑)。でも活動を続ける中で、仲間も増えてきて。多くの人の“ウェルビーイング”に触れるうちに、それぞれの幸せを支える仕事の面白さを実感するようになったんです。

「優しいおせっかい」がサービスの原点に
森:そこから「ピアコネ」というサービスにつながっていったんですね。
Nさん:
保険が役に立てるタイミングってどうしても「ネガティブなことが起きた時」なんです。だからこそその前に、“今”のうちから誰かの背中をそっと押せるサービスを作りたい、と。
Oさん:
大きなことをするというより、ちょっとした“きっかけ”を届けるイメージです。健康や妊活、不妊治療、運動習慣…人によって関心は違うけれど、そこで小さな出会いが生まれればいいな、と。
森:「優しいおせっかい」という言葉がぴったりですね。
Nさん:
そうなんです。たとえば「妊娠」や「妊活」という言葉だけだと、まだ関係ないと感じる人も多い。でも「体づくり」とか「自分を知る」なら、少し身近に感じてもらえるかもしれない。自然に、気づいたら良い情報に出会っていた、そんな存在でありたいんです。
n/との共感点は、“少し前”の時間
森:では、n/の取り組みに共感いただいた理由は?
Oさん:
保険の世界では、妊娠や出産のタイミングでニーズが一気に高まります。だからこそ、その“少し前”に情報を届けることがすごく大事なんです。n/さんの「選択肢を早めに」という考え方は、まさにその部分に重なるなと思いました。
Nさん:
私も同じで、ピアコネとn/って方向性がすごく近いなと感じています。n/の読者がピアコネを通じて新しいサービスを知ったり、その逆もあったり。そんな循環ができたら面白いですね。
森:確かに、「ちょっと気になる」という入口のつくり方が似ていますね。

編集後記
“妊娠・出産の話は、まだ自分には関係ない”。
そう思っている人に、そっと声をかけるように寄り添う姿勢が、お二人の言葉の中にありました。大げさに背中を押すのではなく、いつか選択肢が必要になったとき「あの時、知っててよかった」と思えるように。
All Rightのお二人の語る“優しいおせっかい”は、n/が目指すプレコンの未来とも重なっていました。