妊活や不妊治療を始める際、まずは自然妊娠を目指すことが一般的ですが、思うように結果が出ない場合、不妊治療に進むことが多くなります。治療方法は多岐に渡り、人工授精、体外受精、顕微授精などがあり、それぞれにかかる費用は異なります。
治療内容や条件によって異なりますが、例えば体外受精の場合、1回あたりの治療費は10万円〜20万円程度であり、複数回治療を受けることが必要となる場合があります。また、治療が長期化する可能性も高く、その都度、薬代や検査費用、通院にかかる交通費など、予想以上に費用が積み重なることがあるのです。

さらに、治療が思うように進まなかった場合、より高度な治療や保険適用外の治療を選ぶことが必要になったり、保険の上限を超えてしまい費用が一気に増加する可能性もあります。こうしたことを踏まえ、早い段階から治療にかかる費用を把握し、貯金や保険などで準備しておくことが重要です。

ライフプランにおける早期の備え

妊活や不妊治療は、身体的にも精神的にも大きな影響を与えます。そのため、妊活や不妊治療を考える時期が近づく前に、ライフプランを見直しておくことが大切です。
例えば、結婚後すぐに妊娠を希望しても、すぐに妊娠できるとは限りません。社会的に活躍する女性が増える中で、キャリアとのバランスを取ることも大切です。仕事を続けながら治療を進める場合、職場環境やスケジュールの調整を意識的に行う必要があります。

また、妊活にあたり、ライフプランを見直しておくことは、金銭面でも有益です。結婚してから「子供を持つタイミング」を考えたときに、金銭的な余裕があるかどうか、将来の収入や支出のバランスを確認することはとても重要です。貯金や保険を積み立てる習慣をつけておくことで、急な治療費にも対応できるようになります。

助成金や高額の制度活用

不妊治療は、2022年より原則保険適用となりましたが、加えて国や自治体が提供する助成金制度を受けられることもあります。
また、助成金の有無や内容は自治体ごとに設定されていたり、年度ごとの限度額や条件が設けられているため、制度を十分に理解し、適切に活用することが求められます。

妊活や治療を始める前に、どのような支援があるかを調べ、申請漏れがないように備えておくことが賢明です。

精神的な余裕を持つためにも

妊活や不妊治療は、長期にわたる場合があります。治療の繰り返しや結果が出ないことが続くと、精神的にも大きなストレスを感じることが少なくありません。そんな中で、金銭的な不安が加わると、治療を続ける気力が削がれてしまうこともあります。
経済的に余裕を持つことは、治療を受ける際の精神的な支えになります。たとえ治療が長期化したとしても、「お金の心配をせずに治療に集中できる」という安心感が得られることは、治療のモチベーションにもつながります。早期からの備えが、精神的な負担を軽減し、前向きな気持ちで治療に臨む助けとなるでしょう。

気軽に専門家に相談を

妊活や不妊治療には予想以上に費用がかかる可能性があり、早い段階での備えが重要です。治療のための貯金や保険の準備はもちろん、ライフプランを見直し、キャリアとのバランスを取ることも大切です。
20代はまだ将来のことを深く考える時期ではないかもしれませんが、自身のライフプランを描き・歩むために、妊活や不妊治療に備えて情報収集や今できる準備をしておくことは、将来の自分を支えるために非常に価値のある準備です。

お金とライフプランの観点から、早い段階での備えを進めることで、もしもの時にも冷静に対応できるようになるでしょう。


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