n/(エヌスラッシュ)は、「選択肢を早めに、やわらかく」を合言葉に立ち上がったプレコンセプション・メディア。
今回は、「AMH検査(卵巣年齢)」を受け、自分の人生と向き合った、はるはるさんにお話しを伺いました!結婚、離婚、キャリア、恋愛、そして「子どもを持つかもしれない未来」。
“まだ当事者じゃない”世代が、妊娠や身体のことを考えるとき、そこにはどんな葛藤や気づきがあるのでしょうか。

はるはるさんについて
本庄遥(90株式会社) 1996年3月生まれ、兵庫県出身。
元ソフトボール選手。小学2年生から19年間続ける。同時に大学4年生からフリーランス兼ソフトボール選手として活動。スポンサー30社獲得、クラウドファンディング3度成功し、世界中でプレーをする。フリーランスとしてライター、マーケター、コミュニティマネージャーなど幅広く仕事を行う。プライベートでは2ヶ月半の交際を経て、スピード事実婚。パートナーと世界一周をしたのち離婚。その後、5つ年下のパートナーと交際し、子どもを持つ選択肢について本気で向き合う。 現在は英語コーチングスクール「90 English」を運営する90株式会社のエバンジェリストとして活動。フリーランス8年目の知見を生かして、セールス、採用、企画など幅広い業務を行う。 日々の活動をnoteで発信中。
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アラサー女子のリアルな意思決定に直面

森編集長(以下、森):はるはるさんがAMH検査を受けようと思ったきっかけを教えてください。

はるはる:きっかけは、現在お付き合いしている5つ年下の彼との何気ない会話でした。「〇〇くんとの子ども欲しいと思っているんだよね!」って聞いたら、彼が「うーん…7年くらいは仕事に集中したいと思っているかな」と返答しました。その瞬間、「彼との人生を歩むことと子どもを産むことのどちらかを選ばなければいけないかもしれない」とアラサー女子のリアルな悩みに直面しました。

:年齢差があるカップルだと特にシビアですね…。

はるはる:そうなんです。彼の言葉に責める気持ちはなかったけど、自分の身体の“タイムライン”を初めて意識した瞬間でした。それで、いったん「調べてみよう」と思ったんです。もし妊娠が難しい体だとわかったら、私自身もキャリアに全力を注げるし、そうじゃなければ今後の選択の参考になる。どっちにしても、自分の人生を主体的に決めたかったんですよね。

怖かったのは、彼を巻き込むこと

:検査を受けるまで、迷いはありましたか?

はるはる:めちゃくちゃありました。もし数値が悪かったら、彼にどう話せばいいんだろうって。付き合ってからすぐに、 “子どもが難しいかもしれない”なんて言わなきゃいけなくなるかもしれない。それが一番怖かったです。

:結果は良好だったそうですね。

はるはる:はい。正直ホッとしました。「あと数年は安心してキャリアに集中していい」と思えました。また、彼と子どもの二択を迫られたとき、子どもが欲しいのではなく、”彼との子どもなら、産んでもいいかも”と思った自分がいました。検査をきっかけに、自分の感情と向き合えたのもいい機会になったんです。

考えることを、やめない

:お話を聞いていると、自分の軸をすごく大事にされている印象があります。

はるはる:そうですね。「考えることをやめない」のが、私の中のルールです。
逃げようと思えばいくらでも逃げられるけど、モヤモヤした気持ちをちゃんと見つめて、 “なぜそう思うのか”を言語化するようにしてます。

:キャリアと妊娠の両立についても、悩まれたとか。

はるはる:はい。現在スタートアップに勤めていますが、心のどこかで起業したい気持ちが捨てきれず、女性向けの起業家プログラムに挑戦しました。彼との会話や検査を通じて、子どもを持つかもしれないことも視野に入れると、簡単に起業をしたいとも思えなくなりました。20代前半までは「やりたいことは全部やればいい」と思ってたけど、現実には、選ばなきゃいけない瞬間があることを知りました。

ちゃんと甘やかしてくれる人がいい

:パートナー選びの価値観も変わりましたか?

はるはる:めちゃくちゃ変わりました(笑)。離婚したのですが、前の旦那さんは本当にいい人だったんです。でも遠距離になった途端、寂しさと彼を応援したい気持ちのバランスが取れなかった。今の彼は、めちゃくちゃ甘やかしてくれます。「今日も頑張ったね」って言ってくれるだけで、すごく満たされる。

: “外では頑張るけど、家では甘えたい”って気持ち、わかります!

はるはる:ですよね!頑張る女性ほど、家ではちょっと“プリンセス”でいたいんです(笑)。それを満たしてくれる人と一緒にいることが、私にはすごく大事なんだって気づきました。

わからない幸せも、あると思う

:最後に、これからAMH検査を考えている方へメッセージをお願いします。

はるはる:この検査って、正直“重い”と思いました。楽観的な私でも、結果を待つ時間は怖かった。だから、全員におすすめできるものではないと思います。でも、“知りたい”って思うなら、それは自分を守る一歩。逆に、“まだ知りたくない”も立派な選択だと思う。「知らないままの幸せ」も、確かにあるんですよ。

編集後記

「考えることをやめない」はるはるさんのその言葉は、静かだけれど、とても強い。

プレコンセプションケアは、未来の妊娠や出産の話だけではない。自分の体、心、人生をどう生きるかを見つめ直す“思考の習慣”でもあります。

怖くても、立ち止まって考える。
その行為そのものが、もうすでに“ケア”なのかもしれないですね。